いったい「人間の第三の状態」とまで言われるこのREM睡眠は、どのような意味をもち、何のために在存するのか・・・
それこそ私達が1番知りたがっていることがらです。
また、羽毛 掛け 布団などの寝具と睡眠の関係はどうなっているのでしょうか。
この重要な秘密をさぐろうとして、多くの学者が「断REM実験」と呼ばれる研究を開始しました。
つまり、脳波をにらんで、今まさにREM期に入るサインが脳波上にあらわれんとするとすぐにベルを鳴らすか、またはからだを揺すぶって、睡眠を中断するのです。
また、より正確に、かつ充分にREM期を取り除くために動物実験も行なわれました。
それは主としてネコを使うのですが、ネコを踏み車にかけてグルグルと踏ませるか、または貯水タンクの中の岩の上にネコを坐らせます。
そうするとネコは普通の睡眠はとれるか、REMに陥ろうとすると筋肉が脱力して車を踏みはずしたり、また水中に落ち込みそうになるから、ハッと気がつきます。
・・・そうすると、睡眠時間をいろいろに変えてみても、REM期の全時間数はほぼ一定に保たれます。
したがって、睡眠時間が短くなるほどREM時間の比率が大きくなるということは、REM睡眠の方が普通の睡眠より優先的で、取り去り難いことを示しています。