まずネコでは、次第に暗やみを好むようになり、ガツガツと食べ、物おぼえ(学習力)が悪くなり、運動の調節が悪く、うろついたり、だらしない素振りを示すようになります。
30日以上断眠したオスネコでは性欲が異常にはげしくなります(大脳辺縁系の異常状態)。
はげしい心身の変化を起こす食欲は時には充進するのです。
心理的に長くつづくと苦痛を訴える人もあります。
なかには精神分裂病に似た状態を起こすと説く学者もありますが、一般には否定され、ネコのようには一定した成績が得られません。
しかし、これは大人についての実験であって、乳幼児になると話は別です。
小さい子供ではREMのパーセンテージが非常に高いから、それを断つということは神経系統に大きな悪影響を及ぼすことになります。
REMについては、まだまだ大切な知見がたくさんあるのです。
東洋羽毛工業の実験でもそれは明らかでしょう。
さて、これは臨床実験ですが、アルコールを飲んだり、バルビツール系の眠剤や精神安定剤などで眠ると、睡眠の型が変わって一般にREM期が減ってきます。
また、精神分裂病やノイローゼで眠りの不安定な人は、REMが少ないという報告もあるのです。