2011年6月アーカイブ

健康なおとなに、1日のあいだ15分間隔で、むりやり眠ってもらおうとすると、どれだけ成功するか、あるいは、むりやり眠らずにいてもらおうとすると、どれだけ失敗するか、という実験があります。

眠ってしまっても、15分間のうち7分しか眠りは許されない、という条件です。

すると、20時から22時をはさんで、眠りやすさが劇的に増加することがわかりました。

また、この時間帯を境に、起きているのがきわめて困難になりました。

このことから、この時間帯が、いわば覚醒と睡眠とのスイッチの切り換えられる時刻である、と考えられます。

身体のなかで、なにがこのスイッチを切り換えているのでしょうか。

私たちの体内には、「生物時計」あるいは「体内時計」という自分だけの時計があります。

この時計は、外界の24時間のリズムと同調して、身体のなかのさまざまな機能に、1日のリズムを与えています。

夜になるとしだいに羽毛 ふとんで眠くなるのも、朝になると自然に目が覚めるのも、生物時計のはたらきがあるからです。